2021.12.10

【JH516-】二・二六事件

■原典

・蹶起趣意書




■史料

 

謹んで惟るに、我が神州たるゆえんは万世一系たる天皇陛下御統帥の下に、挙国一体生成化育を遂げ、遂に八紘一宇を完うするの国体に存す。

 

 この国体の尊厳秀絶は、天祖肇国神武建国より明治維新を経て益益体制を整へ、今やまさに万邦に向かつて開顕進展を遂ぐべきの秋なり。

 

 然るに頃来、遂に不 ` 凶悪の徒、簇出して私心我欲を恣にし、…随つて外侮外患、日を逐うて激化す。所謂元老、重臣、軍閥、財閥、官僚、政党等はこの国体破壊の元兇なり。

 

 倫敦軍縮条約、並びに教育総監更迭における統帥権干犯、至尊兵馬大権の僭窃を図りたる三月事件、或は学匪、共匪、大逆教団等の利害相結んで陰謀至らざるなき等は最も著しき事例にして、…内外真に重大危急、今にして国体破壊の不義不臣を誅戮し、稜威を遮り御維新を阻止し来れる奸賊を芟除するに非ずして、宏謨を一空せん。…




■注釈




■現代語訳




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